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癌治療原則6 副作用は「さようなら」

癌の全身療法をすると、とかく患者に対して抗ガン剤治療だから多少の副作用だから、我慢すべきだと患者も、家族も、また医療従事者も考えてしまう傾向があります。これは原則としては間違いです。

副作用はあってはいけないもので、多少にかかわらず、苦しみを緩和する努力する必要があります。まして、ねたきりになるような全身療法はもってのほかです。副作用をどのように対応するかは高度な内科的なアプローチが求められます。

副作用を聞かないために勝手に医療従事者が患者は大丈夫だろと勝手に判断してるのも多々いてます。例えば倦怠感などは良い例です。我慢しろというひとが多すぎます。でも、本来したいこともできない治療は良くないと思います。

患者は自分が起こりえる副作用をしり、アンテナを張り、常に医療従事者に報告するべきです。そこで簡単に我慢を強調する医療従事者なら考え物です。

癌治療原則5:患者の満足度を高める。患者の思いはわからない。

癌治療・ケアの目標はがん患者の高い満足度を得ることである。医療従事者はこれを肝に銘じる必要がある。いうのは簡単だがむずかしい。満足度は、癌お縮小する、切る、長く生きるなど、様々なものによって向上する可能性があるが、これだけでは決して満足できるかは全く別問題である。患者自身の社会的なニーズ、あるいは個人のニーズによって大きくかわる。このニーズが何かは個人によるが、仕事を続けたい、孫と一緒にすごしたい、おいしいものをたべたい、様々である。

つまり、このニーズは患者が言わないと医療従事者はわからないのである。また、家族が代弁できないことも多々ある。家族に遠慮して言えないときもある。でも、この人生におけるニーズをむづかしい病気でみつけるのはとてもむずかしくかんじるときにある。人生のニーズがわかっている人は、医療従事者とのコミュニケーションが得意な人が多いと思う。

何で生きているのだろうか、なんのために生きているのだろうか。これがニーズ、自分にとって必要なものであり、満足度につながる。これろ科学的真実に基づいた治療とケアをつなげるかが、医療従事者の仕事である。

でも、医療従事者は患者の気持ちを見抜くプロではない、笑。お忘れなく。努力をする必要があるのだが、患者が言ってくれないとわからない。それだけに、患者の思いが伝わる医療環境を創る必要がある。また、様々な医療従事者がチームを組んで患者の思いを見つける必要がある。

癌治療原則4:治療しない

進行性がんあるいは再発癌の多くは治らない。とても残念であるがこれが今の医療科学の現実である。癌撲滅のためには更なる基礎医学、translational research, 臨床試験を行わないと撲滅には近づくことが出来ない。

では、治療にはどんな治療があるのか。

実は治療することも治療しなうことも治療なんです

つまり、 進行性がんあるいは再発癌の多くは治らないので当初は癌をコントロールすることによって、生活の質の向上あるいは維持を目指しますが、
いずれは、コントロール出来るてだてがなくなり、治療することによってかえって副作用がでることがおおくなります。そうなると、治療のゴールを変える必要があります、化学療法などを無理に治療すると命を縮める結果になるので、フォーカスはあくまで生活の質の向上と維持です。つまり化学療法など癌にフォーカスおいた治療をやめる。これも治療なのです。これをあきらめではありません。人間は生活の質の維持があってこそ、人間としての尊厳を保つことができるのです。死ぬ寸前まで全身療法をすすめる、医療従事者はとんでもないと思います。

また、緩和医療のできない癌専門もとんでもないです。緩和ができないなら癌治療に携わるべきでないと思います。緩和と癌治療をわけて考える医療従事者と患者がいてると癌難民が出るのも当たり前のことです。

治療しないことも治療計画に考慮できる医療従事者をみつけてください。
緩和医療を理解しているガン医療従事者をみつけてください。

癌治療原則3

癌治療には原則がある。いまさら?
つまりガン医療の基本を理解している人は、治療とケアが大きく三つに分かれることを理解しています。

治療・ケアには3種類しかないのかもしれません。
1.標準療法
2.臨床試験
3.1と2の間、エビデンス(科学的根拠)を最大限に引き出し、治療をする。

さて、この三つの使い分けができるガン医療従事者が一番優れていると思います。
この三つを行っている人はすくないでしょう。
でも、この三つを理解して、そのつながりをチームを作って医療出来る人たちは良い医療を提供できる可能性が高いのです。

こんな人いてるのかというと、なかなかいないのです。
また、これを名乗っているだけの医療従事者が事実です。
癌治療は常に変化するので、標準を理解していない人はガン医療の問題点さえ気づいていないし解決法もしらないのことが多いです。

つまり、標準がないので、終わりというか。あるいは適当に自分の治療法を作って、いかにも良い医療と宣伝するかに陥ります。

癌の根幹の標準療法が癌治療の原則です。原則から外れたければ、医療従事者の人たちはエビデンスを作ってください。

癌治療原則2

癌は治らない?

厳しいことを言って申し訳ありません。
治るとは何かですね。僕自身が患者として言えるのは、仮に医学的に治っても、多くの患者は再発がおきないか、心の葛藤しています。また、治療の副作用、また経験によって人生観が変わってしまいます。
なので、僕はけっして患者に癌になるとおなじ人生が戻るとは言いませんし、もどらないだろうといいます。治ると気軽に言うのは医療従事者の勝手な言い分だと思います。
さて、人間はいずれ死にます。いずれ死ぬので、この病気になると今まで考えたことのない人生観を考えさせられるのが普通です。
つまり、告知を受けない人はそのチャンスを奪うわけです。
また、死を感じることは緩和医療が初期の段階から必要なんです。どのようにこの病気と取り組みたいか、どのように死を面したいか、色々ですね。色々で良いと思うのですが、考えた方がいいですね。
それだけに、医療従事者は緩和、治療をふくめて患者とつきあうことが大切である。
つまり、癌という問題は患者の人生の中ではがすことの出来ないスタンプを張られたのと同じである。

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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