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癌治療原則3

癌治療には原則がある。いまさら?
つまりガン医療の基本を理解している人は、治療とケアが大きく三つに分かれることを理解しています。

治療・ケアには3種類しかないのかもしれません。
1.標準療法
2.臨床試験
3.1と2の間、エビデンス(科学的根拠)を最大限に引き出し、治療をする。

さて、この三つの使い分けができるガン医療従事者が一番優れていると思います。
この三つを行っている人はすくないでしょう。
でも、この三つを理解して、そのつながりをチームを作って医療出来る人たちは良い医療を提供できる可能性が高いのです。

こんな人いてるのかというと、なかなかいないのです。
また、これを名乗っているだけの医療従事者が事実です。
癌治療は常に変化するので、標準を理解していない人はガン医療の問題点さえ気づいていないし解決法もしらないのことが多いです。

つまり、標準がないので、終わりというか。あるいは適当に自分の治療法を作って、いかにも良い医療と宣伝するかに陥ります。

癌の根幹の標準療法が癌治療の原則です。原則から外れたければ、医療従事者の人たちはエビデンスを作ってください。

コメント

理想的なのは・・

先生こんにちは。
久し振りの記事、わくわくしながら読みました。v-410

>癌治療は常に変化するので、標準を理解していない人はガン医療の
  問題点さえ気づいていないし解決法もしらないのことが多いです。

私が医療従事者に願う事は上野先生がおっしゃってるように、まず
『最新の標準療法』 を理解していて欲しいという事です。

でもこれはガン治療に携わっている医療従事者なら、当然の事では
ないかとも思うのですが。

完治を望めない患者には共存しかないのですから、第一選択は一番
効果的な治療を望むと思います。
つまりはエビデンスのしっかりしている標準療法という事になると思います。

そして、それを理解した上で、患者のメリット、デメリットを考えた

>1と2の間、エビデンス(科学的根拠)を最大限に引き出し、治療をする。

という事を施して欲しいと思います。

しかし標準療法を副作用等で継続できない場合、つまり一番効果的な治療と
患者も医師も理解していながら選択できない場合も、標準を外れたという事に
なるのでしょうか?

最新の標準療法 を理解

アメリカにはNCCNで様々な標準療法の構築を何度も委員会を集めて、エビデンスを吟味してタイムリーに話しあっています。どうすれば標準になるか、それはエビデンスの高さと委員のコンセンサスです。

つまり、仮にNCCNで標準を発表しても、それに同意できない人たちがいてるのです。でもそれはまだ可愛らしい方です。つまり、同意できなくても標準を守るからです。問題はこの標準を拡大解釈、あるいは納得できない、あるいはまったく根幹的なところを理解していないで、暴走する医療従事者達です。

日本に居るかですか。そんな人たちに会うかですか。
答えは会いますよ。しかも、かなり有名な人たちですね。

しかも、本人達は気づいていないところがすごいところですがね。まして、患者が見極めるのはとても難しいでしょうね。医療従事者でもパット話しているだけでは気付かないときがおおいですからね。大変です。

それだけに、お互いに厳しく目を光らせることが大切なのです。

標準療法を副作用等で継続できない場合

しかし標準療法を副作用等で継続できない場合、つまり一番効果的な治療と 患者も医師も理解していながら選択できない場合も、標準を外れたという事になるのでしょうか?

良い質問ですね。
答えは
Yesです。

標準から外れたら外れたです。でも標準を外すなら、外した理由を患者と医療従事者と間での合意が必要です。
つまり、いくつかの原則が守られている必要があります。これがなければガン医療では倫理違反です。

1。エビデンスが少しはある。
2.エビデンスの合意がチームである。
3.患者もチームの一員と合意している。
4.標準を外している意識を持っている。
5。外した理由がカルテに記載されている。
6. 治療の場合は同意書がある。
7.同じ治療を何度もするはめになるなら、臨床試験をする覚悟がある。あるいは、勝手に標準を外し続けない。

この7つの原則が守れるなら、外してください。(^^)

今のQOLを改善するか、あわせるかの判断

先生、こんにちは。
先日はブログにお越しいただきありがとうございました。

シンプルですが、この3つのポイントは、ほんとうにわかりやすいです。上記の7つの原則も、非常にわかりやすくて、なるほど、と思いました。
標準治療と新しいチャレンジを、キモチだけでなく、きちんと進めていく進め方、理解の共有が広がると、ほんとうにいいと思います。

実際の患者の苦痛や課題(身体的・社会的)の理解と、標準治療の理解は、患者として、わたしが医療関係者に期待する要素で、QOL(生活の質)が下がってきたとき、その下がった状態にあわせて生活を再構築すべきか、QOLを上げる治療にのぞむか、患者が的確に判断できる材料とガイドがあるのは、病気と前向きにつきあっていくうえで、大切になることがありそうです。

その面でも、この3つのバランスがとれた、正直で信頼できる医療関係者が増えていくことを心から期待します。

今のQOLを改善するか、あわせるかの判断

コメントを書いていただきありがとうございます。患者の力が医療従事者の力を引き出すのだと思います。もちろん、もともとの医療従事者の力がないと話にはならないですが。残念なことに医学部では治療と原則が教えてないと思います。これは、とても残寝なことで知識が変化していく中で医師達が追いつけなるおおきな原因です。
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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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