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寿司屋とガン医療の関連?

「寿司屋とガン医療」。
一見、何も関係ないように思うかもしれない。職業的に実はとても似ているところがある。
まず、寿司屋にはピンからキリまである。
病院も同じかで、ピンからキリまである。

ただ、店(病院)の外からは中の状況(様子)はわからない。
特に私みたいな素人(患者)にとって、店構えでは分からない。看板が立派でも職人の質とは関係ないのは皆さん、承知されています。

更に店に入ると、料金体系が明確な店もあるし料金体系が不明確の時もある。また、高い店ほど、何故高いのかが理解できない。この点は、日本の医療はすべて回転寿司並の料金であるが、笑。

寿司職人に美味しいネタといわれると、自分自身でも美味しく食べることが多い。
よっぽどまずくない限り、美味しいと答えてしまう客(自分)。
まじめな職人さんが多い中、とんでもない職人がいても、客が見極めるのは殆ど、不可能である。
つまり、職人の力がよほど、悪くない限り、私が見極めるのは難しい。

どこかで聞いた話ではないでしょうか。寿司屋が病院、職人が医療従事者、客が患者。
たちが悪いのは医療従事者はもっとごまかしがきくことである。
ただ、ごまかそうとごまかしているのではないところが更にたちが悪い。確信犯的に悪い医療をする人達もいるが、それはかなりまれかもしれない。ごまかそうとしている、していないは医療ではEBM(科学的根拠)を理解しているかである。さて、そのEBMであるが多くの医療従事者は理解していない。EBMは究極の個別化医療であり、患者の文化的、社会的背景をもとに医療を施すことである。

問題は、EBMに基づき医療しなくても、医療はいくらでも出来るのである。それでも医療を施していると医療従事者は感じられるところがさらなる問題である。つまり医療は科学的な側面とヒューマニズム(例、心のケア)の二面性をもっているので、悪い言い方をすれば、科学的に真実がないときは、医療従事者のあいだでのエビデンスのコンセンサスに時間をとるよりも、ヒューマニズムでアプローチすることがやりやすいのでそちらに走ることが出来る。つまり、コミュニケーション次第で医療のよさを演出できる。米国の寿司屋である。味でなく演出により、評価される米国の寿司。

考えさせられる。私が患者ならそのような医療は受けたくいだろうか。私自身答えが見えない時がある。つまり医術を施す能力がなくても、心のこもった優しい医療従事者の方がいいのかも?うーん。いや、やはり、質の高い医療を受けたい。それはなんぞや。。

さて、患者と寿司のお客の違いは何か。
お寿司を食べる人はよく色んな店を勉強して、自分がほしいものを知っていることかもしれない。患者はもっと医療に取り組むべきでないだろうか。自分が求めている医療を探る。まな板の鯉にはなる?これがまさに、お任せ医療かもしれない。先生にお任せします。これほど怖い発言はないかもしれない。

コメント

面白いたとえありがとうございます。こんなのはどうでしょう。
都会の店構えの立派なすし屋、客が非常に多い。いわゆる行列のできるすし屋。職人の腕も、ネタも珍しいものや新鮮なものを豊富にそろえている。しかし、客の数が増えても職人の数は増やさない。作っては出し、作っては出しのまるで回転寿司屋のよう。まじめな職人は過労でダウン。日本ではよく経験されることです。
寿司の代金が一律一緒だったら、腕のよい、ねたのよいすし屋にだれでも行くでしょう。
問題は、需要にあわせて、医師の数、医療の対価を変動させない、日本のシステムにあるのではないでしょうか。もちろん患者さんにとってはいいでしょうが、これでは日本の医療は破綻します。
MDAは医療収益が予算の大部分を占めると聞いています。また、他の病院よりも対価が高いとも。日本の医療にも市場原理主義をすべきでしょうか?また、この日本とのギャップはMDAのシステムを日本に導入するのに大きな障害とはなりませんか?

回転寿司

コメント、ありがとうございます。私はアンダーソンのシステムを日本に導入したい考えは持っていません。私はあくまで紹介しいるのです、それをどのように料理するかは、日本の医療従事者と患者が話し合いで決めることだと信じています。

さて回転寿司かあるいは寿司が良くなるのは消費者(患者)の力が大きいですね。医療も同じかもしれません、患者はどんな医療を望んでいるのでしょうか。ただ、寿司の客と違い、医療は患者が参加する必要があるのが難しいですね。
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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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