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[ステップ6 その治療(最新治療)は標準療法か]

患者さんは、日々様々な情報にさらされています。自分で調べようという気持ちがなくても、テレビをつければ健康番組。雑誌も健康特集は中高年向けの人気企画です。健康専門の雑誌、がん患者専門誌も複数あります。もちろん新聞も医療記事が載らない日はないでしょう。また、インタネットにより医療情報が溢れています。こういったメディアあるいはインターネットからの情報で患者さんが最も関心を持つのは、やはり「最新がん治療」「がんが治る」の情報ではないでしょうか。
 
先日も、私がアメリカから帰国しますと、家族がぜひ見てくれと、録画したものを持ってきました。「あなたも知らないかもしれない、こんな素晴らしい治療がある」といって、あるテレビ番組を見せてくれるのです。
最新治療イコール治る。 これであなたのがんは治る。これであなたのがんを予防できる。 治ると書いているので治ると思う。というのは、非常に短絡的です。情報が間違っているとかいう以前に、結論が明快すぎるのです。笑。

病気はそんなに単純なものではありません。特にがんのような病気が、ある治療で一発で解決するようなものなら、すでにがんに対する解決策は生み出されているでしょう。
ここで大事なことは、最新治療は、必ずしも標準療法ではないということです。みなさん、意外とわかっていないのですが、がんの治療で最も素晴らしいのは、標準療法なのです。

次回は標準療法の定義について紹介します。

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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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