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「医療崩壊」を言わない運動

僕は医療崩壊という言葉はすごく嫌いです。
嫌いだから、様々な日本の医療問題から現実に目をそらすことを薦めているのではありません。

問題は医療崩壊という言葉を誰もが使うことにより、患者、医療従事者が医療崩壊信奉者になっている現状をどう打破するかです。
医療崩壊はおそらく真に問題点を理解している人には問題点のまとめる言葉としてはいいのかもしれませんが、よく分かってない人には言葉が気軽に使われる傾向にあります。政治家、評論家、の人たちにはぴったしの言葉かも。笑

頑張って患者が、あるいは医療従事者が、何かをしようと思っても、
すぐにシステムが無いから、
お金がないから、
時間がないから、
無いものだらけを医療従事者も一般の人も並び立てて、何もしない。

文句を言うのは一流だけど、前向きに建設的に態度を変えることをしないと何も始まらないことに気付かないと。
そういう状況ではないと反論される方もありますが、20代の医療従事者のビジョン不足ははっきり言って、中年と老年の「文句言い」になっている医療従事者に大きな責任があります。後輩達のビジョンに賛成するかならずしも必要はありませんがつみ取るようなことだけはやめてほしい。

みんながそうではありませんが、多いですし、どこでもかしこも医療崩壊を口にみんながします。

後輩に夢を与える、社会に夢を与える、患者に夢、希望与えるののが我々の使命であり、医療崩壊を理由に悲壮感を話すのが我々の仕事ではありません。

先日CNNで日本の医療システムが紹介されました。是非このビデオを見てください。日本の医療の良さがすこしみえます。でも、医療従事者の多くにビジョンがかけてます。ビジョンを追いかけない医療従事者は疲弊するのだと思います。

先日チームオンコロジーの掲示板で日米の医療従事者に着いての違いを高木先生に聞いたらおもしろい返事をいただきました。

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日本人は仕事に追いかけられていて、
アメリカ人は仕事を追いかけている、と思います。

仕事への動機付けがしっかりしていて能動的に働いている、MDACC留学時も生活をしていても感じます。
それゆえに、楽しく働けているのではないでしょうか。
とにかく皆楽しく働いているのが印象的です。
この働く動機イコールVisionですよね。

仕事が楽だから楽しいのではなくて、やりたいことをしているから楽しいのではないでしょうか。
この自分に対しての納得が日本とアメリカで違う点だと思います。

もちろん日本でもアメリカでも、色んな人が色んな事情があって色々な仕事をしているので一概には言えませんが。

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うーーーん。なんか納得
医療崩壊ではなく「医療の問題点」を医療従事者がビジョンを持って取り組みたいですね。
「医療崩壊」を言わない運動をしてます。
今日から文句言いの医療従事者をやめてください。建設的な提言をしましょうね。

2010年3月11日書き直しました。

コメント

この夏、50代女性3人プラス、某有名女子医大の学生Sさんと3泊4日の民宿の旅をしました。
女子医大の学生さんの多くは、親が医師。医学部に入学し、医師の資格をとるのは、医師の婿をとるためだそうです。
その現実に、憮然呆然。
考えてみれば、開業医さんにその傾向が多いように思います。
「医師は疲弊している」といいながら、跡を継いで欲しいという矛盾、変ですね~。
もちろん、Sさんは医師になるそうです(^-^)
医学部へ入学するということは、医療従事者になる覚悟が必要だと思います。そのためにも、医療に夢を♪

女子医大の学生

夢を持つて容易でないですね。でも夢をつみ取ることは簡単です。今の日本の医学部の最大の欠陥は医学教育の中身よりも、個々の医師としてのキャリアの作り方の指導が不足してます。しかもビジョンなしの医師養成が起きてるために、簡単に医師が疲弊しますね。患者を診るだけでは、医師は間違いなく多くの人は疲弊します。つまり、エビデンスを作るか、地域に貢献するか、教育に力を入れるか、経営に力を入れるか、診療以外の貢献とのバランスをとり、メリハリのある医療従事者にならないと夢はなくなりもえつきるのだと思います。

確かに言葉がよろしくないですね

  もっともだと思いますが、一方、国民の関心は医療に向きにくいこと、それに医療を考えるきっかけすらない中で、どちらかというと、「関心」を引きつけようということで、積極的にメディアも使われています。

 これは「産科医療」もそうで、産婦人科の医療についてもネガティブキャンペーンがあり、あの中で、産婦人科の喜びとかやり甲斐を語られる先生もみえて、忙しい現場からブログを続けられた先生もみえます。
 物事はなかなか難しいですね。医師過剰を言っておいて、今ごろになって「医師不足だ」なんて言うなよ・・・と言われる訳で、情報発信の難しさを感じます。
 もっとも、患者さんにとって昔から地元にある病院が経営上の問題や医師不足で閉鎖されるのを「気持ちよく」は見ていられないし、それを反映している部分もあると思います。そういう意味では崩壊一辺倒では「バランス」が悪いし、きちんとがんばっている病院もあるので、偏りが目立ちます。
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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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