病気が治るとは何なのか。昨日の外来で再度考えさせられました。
転移性乳ガンの患者で化学療法を受けて、完全寛解してる状況がほぼ二年続いてます。
彼女は
「
私は治ったの? Am I cured?」と聞きます。
僕は返事に困ります。
転移性乳ガンは基本的には治らないというのが今の標準療法のもとでの医学常識です。つまり、癌マーカーが正常で、画像診断がすべて正常でも治ったと言うことは医学的には言えないです。
僕は再発の可能性がまだあること、医学的にどうこの状況をとらえるかなどを説明しました。もちろん、直接的に彼女の質問には答えていません。答えられないというのが正直な状況かもしれなかったです。
次に
彼女は言います。
「
人それぞれだから! Everybody has a different way of looking things」つまり何をもって患者本人が完治としてとるかはその人の人生観、文化、あるいは教育背景が影響することをお互いにフランクに話し合いました。
医学(科学)的なアプローチだけでは明確に出来ない、一人の人間としてどう状況を捉えるかだと思います。
もちろん彼女も僕自身も現実を注視しています。
お互いに話し合うことによって、彼女の答えには科学的にはどこにも行き着きませんでしたが、お互い納得して話しが終わりました。
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体
- 2009/08/07(金) 02:47:24|
- 個人の独り言
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ふと、以前に読みましたこのブログを思い出しました。このコメント欄でお伺いして良いのか?どうか?このコメントがどこに着くのかわかりませんが?閉経前、転移性乳癌でホルモン療法中(2年以上)です。画像検査や腫瘍マーカーに変化が表れない限り、どのくらい継続可能なのでしょうか?また、継続と一次中断することのメリット、デメリットとは?個人の問題として考えるには難しすぎます。
- 2011/04/03(日) 12:50:20 |
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- ko #-
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コメント有難うございます。一般的な質問としてなら、
http://www.teamoncology.com の掲示板で答えられますので、そちらに書き込んでもう少し詳しく書き込んで頂けませんか。
- 2011/04/04(月) 18:46:07 |
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- 上野直人 #-
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