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看護師、薬剤師、などに聞いてみる、医療従事者をどきどきさせよう [ステップ4 質問上手になる]

面談の時間の約束をするときに、質問を箇条書きに書いた紙を渡しておくのもいいでしょう。その内容を見て、医師のほうも準備ができます。さらに、病院の中で医師以外にその質問に答えられる人を紹介してくれるかもしれません。あなたの方から、「他に説明してくれる人はいませんか」と聞いてみるのもいいでしょう。医師自身は答える時間がなくても、代わりに答えられる人がいる可能性もあります。たとえば、看護師や薬剤師のほうが時間を取りやすいかもしれませんし、看護師や薬剤師の守備範囲の質問かもしれません。

看護師あるいは薬剤師に質問をすることで、その病院のよしあしがわかることもあります。例えばあなたが転移性の乳がんでタキソールという抗がん剤の治療を勧められたとします。医師からも説明を受けて納得はしたんだけど、なんとなく不安がある。こんな時に、看護師に「先生はそう言ってたんだけど、どう思う?」と聞くと、あなたのかかっている病院では、どんな答えが返ってくるでしょう。

ここで問題なのは、いつ聞いても何も答えてくれないか、「先生に聞いてください」しかいわない場合と、「いや、タキソールと聞いているけど、ハーセプチンの方がいいんじゃないの」と医師と違うことを言う場合です。最悪の医療従事者です。(^_^;)

どちらも、医師と看護師、薬剤師との間でコミュニケーションが取れていないことが考えられます。一人の医師が独断で治療をどんどん進めていっているかもしれません。医療関係者の中で多少の意見のずれはあります。しかし、それを患者さんに見せてしまう病院は、チーム医療が行われていないということです。

残念ながら日本の病院の多くは、まだまだ、患者さんから質問されても、医師以外は答えるなというふうになっているのではないかと思います。でも、そういう病院だからといって、すぐに転院しなさいと言っているわけではありません。その病院は、その程度だと知って、自分にできることを考えてください。転院も選択肢かも知れませんが、完璧な病院はありません。医療スタッフ全員が完璧ということもありえません。ですから、医療従事者を試してやる、病院内でどういう意思疎通が行われているのか試してみるつもりで質問をしてみたらいいんです。

先ほどの例でいえば、看護師の方から「私はよくわからないのだけど、こういう資料があるから、勉強されてみてはいかがですか?」とか、「そういう質問でしたら、誰々先生に聞く方がいいと思いますよ。話してみましょう」というように対応してくれれば、いい病院だと思います。患者さんは、自分のいる病院がどういう病院なのか常に試し、医療者側をドキドキさせてください。

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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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