スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

薬の名前が書けますか? パート1 [ステップ3 情報を整理する]

 このステップ3では、自分の病気について得られた情報を整理する方法についてアドバイスをします。ここで提案する、「自分で作るカルテ」や「飲んでいる薬についての知識の整理」は普段から病院にかかるたびに日常的に行ってみてください。これらの、情報の整理・管理がいざ、がんなどの大きな病気になったときに、あなたの治療を助けるのです。

 すてっぷ2で、アメリカの賢い患者さんの中には、自分の病歴あるいは薬歴を一、二ページぐらいにまとめて、医師に手渡してくれる人がいると書きました。なれてないひとも割といてますが。笑 これは日本の患者さんにとって大いに手本になることです。

 手始めに、今、あなたが医者から定期的に投与を受けている薬の名前(商品名、product name)を、正確に紙に書いてみてください。次にその薬の、商品名ではなく一般名(成分名, generic name)を書いてください。そして、その薬を、一日どれぐらいの容量を投与されているか、書いてください。

 どこまで書けたでしょうか? 

 自分が受けている治療を自分なりに記録することの大切さをステップ2では書きました。この習慣がある程度身についている方であれば、商品名と容量はだいたい書けると思います。
 ここで、何も書けなかった方は、その原因を考えてみてください。自分が忘れてしまったからか、医師や薬剤師から説明がまったくなかったからか、または自分の病気や治療法への関心がほとんどないからか……。あるいは家族で本人が医療に関心が無ければあるいは薬を管理することができないなら、家族はこれができますか?

 自分が飲んでいる薬のことがわかっていると言えるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。薬のことをきちんと把握するために、大事なことを説明しましょう。

 まず、薬には商品名と一般名があります。風邪薬程度では一般名まで知る必要はないかもしれません。しかし、がんや慢性の病気の場合、その両方をきちんと知っていることは非常に大切です。なぜなら、商品名と一般名が似通っていて、まぎらわしいものもあるからです。

 次に、投与量(容量)も非常に大切です。同じ薬でも、病名、体の状態、以前のアレルギーの既往歴などによって、使用法が違います。医師の経験などにより、さじ加減が変わってくることもあります。投与量については、一回に使う量、どのぐらいの頻度(1日に何回かなど)でつかうのか、飲むのか、注射するのかなどもあわせて知っておく必要があります。

以前、一週間かけて投与されるべき量を、医師が間違えて一日で投与してしまったために、激烈な副作用を引き起こして患者さんが亡くなるといった医療事故も起きています。
 そんな場合も、患者さんや家族が薬の投与量をきちんと把握していれば、「あれ、おかしいな」と自分で気づき、医師や薬剤師に問い合わせることができる可能性があります。決して、医療事故を許すべきだと言ってるのではなく、再発には患者とその家族が関わると医療事故を減らすことができる可能性があります。
さて、さらに大切なのは何でその薬を飲んでいるかを知ることです。医療側で言う、適応理由です。すべての薬には処方される理由があります。でも多くの人は何都市かその理由を知らないし、ひどい場合は全く知らない状況があります。

どうですか、できますか?

コメント

非公開コメント

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

Twitter

Twitterに参加して米国腫瘍内科医の頑張る姿を追っかけませんか?エビデンス(医療の科学的根拠)作りと料理コメントをのせています

TeamOncology on twitter

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。