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地震とがん

がんに関わる医療従事者、がん患者、がん患者の家族として自然災害の時になにが出来るか。
もちろん自然災害における救急医療が最優先であるが。時間がたつにつれて被災地の限られた状況で、がん医療をどのように維持できるかが大きな問題となる。

つまり過酷の状況の中でもがん専門医療として出来る事がたくさんあります。

【患者と家族向け】
1. 化学療法を受けている人は被災地における救助あるいは後片づけ作業をしないようにまたさせないように。抗がん剤により免疫がおち感染しやすいです。 カトリーナハリケーンの最大問題でした。

2. 抗がん剤で食欲が無ければ、まず食べる事よりも水分補給して下さい。がん患者は脱水しやすいので、健常者よりも十分に水分補給を。スポーツ飲料が一番。 スポーツ飲料が無ければ多少砂糖と塩を水に加えて下さい、吸収がよくなります。

3. 内服薬の抗がん剤を飲んでいる被災地の方へ。がん専門医療従事者が身近(みぢか)に無ければ飲むのを控えた方が良いかもしれません。特に抗生物質との組み合わせには気をつけて下さい。

4.がん患者は血栓ができやすいので気をつけてください。血栓予防のための運動法に関して見て下さい http://bit.ly/geocDY 簡単にできます

5. 最近、静脈からの抗がん剤を受けた人は速やかに被災地から出て下さい。免疫抑制がかかっているので、被災地地域にいることをすすめません。

6..抗がん剤を他の施設でスムーズに受け入れには、薬と容量を知っているのが大切。さらにはカルテがあると最高。抗がん剤は他の薬と違い厳しい管理下にあるので人ずての情報では医師は投与しにくい。

6.被災地に体調が悪くなるのは、当たり前です。がん患者はさらに体力を消耗します。ストレスを減らす意味でも適度な運動と脱水しないように。がん治療が2-3週間遅れても予後には影響しません。

7. チームオンコロジーの掲示板では、被災地のがん相談を受け付けています。こちらをクリック

8.被災されたがん患者への情報提供として、米国がん協会によるQ&A(和訳)を掲載。『自然災害発生後のがん対処法 - がん患者と介護者のためのQ&A』こちをクリック。 


【医療従事者向け】
1. 被災地の抗がん剤受けているがん患者の受け入れている病院は名乗り出て下さい。震災によるがん診療連携拠点病院の被災状況およびがん患者受け入れ体制一覧

2. 非被災地で被災地のがん患者を受けいれている病院は名乗りあげて下さい。このサイトでポストさせて頂きます。

3. Twitterで医療情報を流す時は、 #311care #ganER のハッシュタグをつけるようにしてください。あるいは#ganERで検索。

4. 本来Twitterあるいはネットでの医療相談は禁止ですが、例外として助けて下さい。Twitterでの質問はこちら

最後に一番大切なのは人を思う気持ちです。ただ言葉ではけっして思いが伝わらないことも多々です。
ハグをしよう。 絶大効果。背中に手をそっとあてるだけ、肩を組むだけでもいい。この辛い状況の中で一番ストレス減少効果があるのはハグ。希望を与えるのもハグ。どの薬よりもいい、しかも簡単、無料
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プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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