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癌治療原則2

癌は治らない?

厳しいことを言って申し訳ありません。
治るとは何かですね。僕自身が患者として言えるのは、仮に医学的に治っても、多くの患者は再発がおきないか、心の葛藤しています。また、治療の副作用、また経験によって人生観が変わってしまいます。
なので、僕はけっして患者に癌になるとおなじ人生が戻るとは言いませんし、もどらないだろうといいます。治ると気軽に言うのは医療従事者の勝手な言い分だと思います。
さて、人間はいずれ死にます。いずれ死ぬので、この病気になると今まで考えたことのない人生観を考えさせられるのが普通です。
つまり、告知を受けない人はそのチャンスを奪うわけです。
また、死を感じることは緩和医療が初期の段階から必要なんです。どのようにこの病気と取り組みたいか、どのように死を面したいか、色々ですね。色々で良いと思うのですが、考えた方がいいですね。
それだけに、医療従事者は緩和、治療をふくめて患者とつきあうことが大切である。
つまり、癌という問題は患者の人生の中ではがすことの出来ないスタンプを張られたのと同じである。

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癌知慮の原則1・緩和

癌治療の原則1「調子の悪い人に最期の最期まで抗がん剤を投与するのは、生活の質を下げる」とあり、やはり、そうなんだと勇気が出ました。 実は、山口県で4番目の緩和ケア病棟が11月に開設します。私たちの市民運動の結果、特例病床25床が許可されました。
ところが、緩和ケア担当予定の医師は、「人の命は尊いのだから、治療は最期までするべきだ。WHOの考えもそうである」と明言。また院長先生は、「ターミナルのがん患者は、家族が痛み止めを病院に取りに来て、それを飲めば充分痛みは取れる。」と言われ、あまりの意識の違いに当惑しています。
この7年半の市民運動の結果が、患者中心ではなく、医療者中心の緩和ケア病棟になることが予想され、忸怩たる思いです。3度のがん経験をした市民として、今、勇気をもってもの申すべきか悩んでいるところです。


答えは明確です。気持ちを伝えるべきです。批判ではなく気になることを言うのはコミュニケーションの始まりです。ただし、答えが返るかは期待しないのが良いでしょ。

さて、WHOの治療は必ずしも抗ガン剤だけを指していません。患者を治療することは様々な面が入っています。緩和も治療なんです。医療従事者は最期まで患者を診る責任があります。仰るとおりで誰の医療であるか。医療従事者は忘れがちになります。患者が思い出させるのが大切ですね。


プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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