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サバイバーの願い

癌が治ると、患者のフォーカスは癌の治療から、生活の質の改善に目が向きます。アンケートをとると多くの患者は、sexの問題、子供が作ることが出来るのか、更年期障害などいろいろな問題が出てきますし治療前にこれらの問題をちゃんと話し合っておくべきだったと大変の人は答えます。

残念ながら、医療従事者にしても患者にしても治療の初期段階では、癌を治すことだけに力をいれてしまい、トータルに人間の求めているものがなにかを忘れてしまっていることが多々あります。survivor medicineがmedical oncologyの教育の一部にしていくことがとても大切ですね。日本では腫瘍医の役割に誤解があるのではないかと時々思うことがあります。
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死 Part 2

先日も書きましたが、医療従事者が死を人生の中で意識するかが医療を豊かにすると思います。特に自分自身が病気になったり、あるいは治らない病気、あるいは人工呼吸器につながれて、治らないときにどうしてほしいか。この答えをそれぞれの医療従事者は考えて答えを模索することが大切です。人の生死に関わる私たちが自分の生死も考えることが出来ないのにどうして患者とともに生死を考えることができるでしょうか。また、家族の死に対しての対応と自分自身の対応が違うのも困ります。この矛盾をどのように乗り越えるかが医療従事者の大きなテーマです。患者とその家族は、生と死を医療従事者がどのように考えているのか機会あれば聞いても良いのかもしれません。

人間は必ずいつか死にます。天国に行くにしても、地獄に行くにしても、生物学的な「死」を通っていく必要があります。死があることによって私たちの人生は豊かになるのだと思います。死は、悲しい気持ちにさせますし、苦しい気持ちにさせます、またーーー。人間は老い、病気で、また事故で死を迎える。でもこの死があるから、そしてその死が次の世代を育てる。つまり、若手の人たちに次のチャンスを与える。だから生きてる我々は一生懸命与えらた時間を生きていく必要がある。

私たち医療従事者は、この死をどのよう感じるかを考えることがとても大切だと思います。もし、自分が死を迎える状況になったときに、自分の人生に対してどうアプローチするか、あるいはどのように死を迎えたいか、それを模索していただきたいです。

ASCOの乳ガンの会

ASCOの乳ガンのシンポジウムのためにサンフランシスコに出席しています。内容がコンパクトにまとまっていろんなことが2日間にわたって色々な角度(チーム医療)に基づいてエビデンスを聞くことが出来てとても良い学会だと思います。

さて、HER2のsessionでやはり気になったのがやはり新薬の数です。とても数が多いのです。良いことだと思いながら複雑な気持ちと責任感を感じています。
何の責任感と言うと、よりよい患者の選択、薬の組み合わせることによる患者をよくする真のエビデンスを作る責任です。

先日も述べましたが、いい加減な医療が行われる中で薬だけが増えるのは混沌とした医療状況をつくっていくだけだと思います。

そのためには、biomarkerの開発と臨床試験前にrationaleの強いpreclinical dataを作る必要があると思います。

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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