癌が治ると、患者のフォーカスは癌の治療から、生活の質の改善に目が向きます。アンケートをとると多くの患者は、sexの問題、子供が作ることが出来るのか、更年期障害などいろいろな問題が出てきますし治療前にこれらの問題をちゃんと話し合っておくべきだったと大変の人は答えます。
残念ながら、医療従事者にしても患者にしても治療の初期段階では、癌を治すことだけに力をいれてしまい、トータルに人間の求めているものがなにかを忘れてしまっていることが多々あります。survivor medicineがmedical oncologyの教育の一部にしていくことがとても大切ですね。日本では腫瘍医の役割に誤解があるのではないかと時々思うことがあります。
テーマ:癌 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/22(土) 07:45:25|
- チーム医療(チームオンコロジー)
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先日も書きましたが、医療従事者が死を人生の中で意識するかが医療を豊かにすると思います。特に自分自身が病気になったり、あるいは治らない病気、あるいは人工呼吸器につながれて、治らないときにどうしてほしいか。この答えをそれぞれの医療従事者は考えて答えを模索することが大切です。人の生死に関わる私たちが自分の生死も考えることが出来ないのにどうして患者とともに生死を考えることができるでしょうか。また、家族の死に対しての対応と自分自身の対応が違うのも困ります。この矛盾をどのように乗り越えるかが医療従事者の大きなテーマです。患者とその家族は、生と死を医療従事者がどのように考えているのか機会あれば聞いても良いのかもしれません。
- 2007/09/19(水) 22:20:09|
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人間は必ずいつか死にます。天国に行くにしても、地獄に行くにしても、生物学的な「死」を通っていく必要があります。死があることによって私たちの人生は豊かになるのだと思います。死は、悲しい気持ちにさせますし、苦しい気持ちにさせます、またーーー。人間は老い、病気で、また事故で死を迎える。でもこの死があるから、そしてその死が次の世代を育てる。つまり、若手の人たちに次のチャンスを与える。だから生きてる我々は一生懸命与えらた時間を生きていく必要がある。
私たち医療従事者は、この死をどのよう感じるかを考えることがとても大切だと思います。もし、自分が死を迎える状況になったときに、自分の人生に対してどうアプローチするか、あるいはどのように死を迎えたいか、それを模索していただきたいです。
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/16(日) 11:19:56|
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M.D.アンダーソンがんセンターの
チーム医療への思いを込めたビデオがポストされました。一度見てください、
アンダーソンのスタッフの雰囲気が伝わるかもしれません宜しくお願いいたします。
テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/09(日) 12:31:26|
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ASCOの乳ガンのシンポジウムのためにサンフランシスコに出席しています。内容がコンパクトにまとまっていろんなことが2日間にわたって色々な角度(チーム医療)に基づいてエビデンスを聞くことが出来てとても良い学会だと思います。
さて、HER2のsessionでやはり気になったのがやはり新薬の数です。とても数が多いのです。良いことだと思いながら複雑な気持ちと責任感を感じています。
何の責任感と言うと、よりよい患者の選択、薬の組み合わせることによる患者をよくする真のエビデンスを作る責任です。
先日も述べましたが、いい加減な医療が行われる中で薬だけが増えるのは混沌とした医療状況をつくっていくだけだと思います。
そのためには、biomarkerの開発と臨床試験前にrationaleの強いpreclinical dataを作る必要があると思います。
テーマ:癌 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/09(日) 12:28:44|
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日本にいながらにして、M.D.アンダーソンがんセンターの
チーム医療のあり方が学べます。またチームのボトムアップのために、今求められているがんチーム
医療実践のために共有すべき知識と技能を習得することができます。最後に
患者として最低限しっていることが必要な知識のツールとしても使えます。
この
CD-ROMの紹介ビデオがポストされました。一度見てください、病院の雰囲気も伝わるかもしれません。
テーマ:癌 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/02(日) 20:59:18|
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新薬の認可
日本で新薬の認可を早くしてほしいという動きがとても強いと感じます。これはひとえに海外で認可された薬の効果がとても優れており、多くの患者が救われるということのではないか感じてるのかもしれません。
確かに納得できる考え方の一つですが、とても気になることがあります。新薬は患者の治療オプションを増やすことができても必ずしも治療効果がどこまであるか、延命できるかとは直結しないということです。
特に抗ガン剤が患者のためになるには、癌における医師のエキスパート、アメリカでは腫瘍内科医、抗ガン剤を使用することかがとても大切です。幅広く癌の知識をみにつけないで、抗ガン剤を投与することは、内科医が手術をするみたいなことです。
新しい抗ガン剤が導入されても、エキスパートに使用されないと薬は単に毒となります。また、チームで対応しないと患者の満足は得られません。また、癌のエキスパートであるならさらに抗ガン剤における世界に通用するエビデンスを発信する努力に寄与するべきだと思います。エビデンスを発信しないなら、エビデンスを吟味し、忠実であることがとても大切です。
がんのエキスパートが足りないなかで新薬が多く認可され、混合診療がみとめられたらどうなるのでしょうか?
テーマ:癌 - ジャンル:心と身体
- 2007/09/02(日) 20:50:29|
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