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科学系のノーベル賞の受賞は今後減ると予想


日本人のノーベル賞受賞はとてもうれしい。

しかし、問題は山積みである。小保方事件、日本人の留学減少、理系学生の大学院への興味の低下、日本の論文の数の低下、これらは、red flagつまり、危機的状況の証拠だ。

この結果はこれから、20−30年後に日本の科学競争の低下に確実に現れる。優れた技術革新、医療の前進がなければ、国民の幸福度の低下にも反映されるだろ。ノーベル賞を受賞するだけが科学の質の指標で無いが、大切な指標補の一つである。この状況では、ノーベル賞受賞数も減るだろ。

民主主義を大切にする主権国家日本では、教育の体系的な戦略のみが解決だと思う。某国みたいにもちろん金をばらまき人集めする手もあるが、そういう異常なやり方はやしたくない。

では、何をすればいいのか。
1.なぜ科学(医療)が重要であるかの教育。なぜ科学が楽しいかの教育。このWhyをパッションに切り替えるスキルを身につける教育
3.ゴールに基づく科学(医療)教育でなくビジョン(夢)を追いかける教育
4.倫理がいかに身近なもので、科学(医療)に影響するかの教育

この3つを身につける教育が必要である。これらをスキルとして教える上の人材が少ないのも問題であるし、それを理解できない人達が多いのも問題である。そろそろ、日本の科学(医療)世界でも他分野で行われている努力に目を覚ます時期に来ていると思う。
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気持ちの良いノーベル賞

テクノロジーや新薬開発でノーベル医学賞も素敵だが、今年の選択は本来人間として生きていく上であってはいけない寄生虫感染を治療するというとても身近な世界的な問題を解決した点を考えると、とても納得のいく選択だ。

北斗晶記者会見からのデータ解析

記者会見からのデータ解析「5年生存率は50%」これは何を指しているのだろうかと思う。第二期で48歳で、5年生存率50%をadjuvant onlineではじきだすのは、とても至難の業である。Adjuvant onlineを使用すると予後予測ができるので、外来で多くの乳がん専門医が米国では使用している。もちろんあくまで、予想であり、個々の症例は意味合いがずれることがあるのでご了承願いたい。
この症例をadjuvant onlineで解析すると、いくつかの推察が出来る。
1. 50%とは、化学療法もホルモン療法も何も補助療法しないでの数値?
2. 治療後の数値であるのだが、本当はかなりのリンパ節転移がある?
3. 乳がん以外の疾患を患っている?
4. 報道が間違っている?
5. 北斗さんの理解が主治医とずれている?
6. 主治医の情報開示に問題がある?
7. 僕が完全に間違っている?
どちらにしても、本当に50%の生存率ならかなり進行している乳がんと推察される。特に仮にリンパ節転移が多ければ、なぜ手術を先に行われたのかが知りたくなる。術前でも術後化学療法でも現時点では生存率に差はないのだが、非常に医学的に興味深い。
そもそもこの問題はプライバシーを考えるとあまり報道しない方が良いと思う。しかし、現時点でここまで開示したなら、より詳細の報道をマスコミが求める必要になる。もっと詳細に報道しないと一般患者に誤解を招くと思うような生存率である。
とにかくよりよい治療選択を乳がん手術の北斗晶さんが受けられることを願う。

近藤誠批判と二軍レベルのがん医療従事者をなくす

そもそも、近藤誠の考えがなぜ日本で広がるか。

1.まともながん医療を提供できない、腫瘍関係の医療従事者がいる。
2.まともながん医療を受けてない患者がいる。
3.近藤誠の本は、事実と間違いが混同しており、腫瘍専門医でも患者でも間違いを解読するのがむずかしい。
4.医療マスコミの分野の質が全体的に低い。医療関連でないバラエティーの製作者は、全く理解できない人がいる。

1は、2を増やし。1と2は、3の状況をつくり。1, 2, 3 が多いとマスコミは頼れる情報ネタを見つけることができなので、ますます4が蔓延る。

では、もとまな腫瘍専門医がいてるじゃないかと批判される方もいるでしょうね。そうなんです、いてます。でも、残念ながらまともでない腫瘍関係の医療従事者が結構いるのも事実。つまり、すべてはバランスの問題です。個人的には20%でも、まともでない人がいればこの悲しい状況ができると思う。

まともながん医療を受けてない患者あるいは経験を聞いたりすると、近藤氏の考えが魅力に見えてあたりまえだと思う。

つまり、近藤の考えが広がったり、本が売れたりするのは、テレビに広がるのは、今の医療の質がまだまだ患者中心で平均的に質の高いがん医療が日本全体に広がっていない根拠のひとつかもしれない。近藤批判と並行して二軍レベルのがん医療従事者をなくてしていくことも、われわれの目標にするべし。

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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