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日テレ「真相報道バンキシャ!」年末特番「MDアンダーソン がんセンター」


12月27日(日曜日)16時30分から放送の、日テレ「真相報道バンキシャ!」年末特番。お題はがん。取材対象は、テキサス州ヒューストンにある「MDアンダーソン がんセンター」。Yu
MiyaiディレクターとMiho Suzukiのタッグと多くの人の協力で作成された番組です。正確な放送時間は午後五時くらいかもしれません。是非見て下さい。

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宮井ディレクターのコメントを転載させて頂きました。

メイキング・キャンサー・ヒストリー(がんを過去のものにする)というキャッチフレーズを掲げ、がんをこの世の中から駆逐する---エレン・イェーガーのような目的意識で病気と対峙する、世界一のがん専門病院である。MDアンダーソンでは、医師の判断にすべてを任せるのでなく、患者自身が医療の主役として、治療の決断する「患者主体」を尊重している。例えばこれは、被災地支援における自主自立の創出にも似ていて、とても共感するものだ。しかし、この姿勢を社会の大多数にインストールできるかというと、そう事態は簡単ではない。

ネット上ではトンデモ情報があちこちに行き交い、書店でも「医師が患者を殺す」センセーショナルな見出しのこれまたトンデモ本が部数を稼ぐ日本で「患者主体」はすんなり馴染みはしない。

患者が思うがまま、主体的に治療を選択した結果、治る病気も治らないことが多々ある。

本人が悔いなく生きることができたら、それでいいかもしれないが、遺された人たちの「納得」はどうなるのだろうか。適切な治療を選べば、助かることができたのに…正しい治療を促すことが出来なかった、私たちが悪いのか…と。

「正しさ」の強要はあまり好みじゃないけど、生死を分ける局面、首根っこをひっ捕まえてでも、他者が正しく、適切な選択を促すことは必要ではないか。そんなことを煩悶する取材だった。

いかに病気を認識し、どのような医療を選択するかは、生きることに直結する。故に、正解がない。

理想を描いても、すぐに現実の矛盾が押し寄せる。無常のサイクルの中で、「それでも」とやるべきことを見つけ、行う患者や医療者の姿に、学ぶことがたくさんあった。その一端をVTRに込めた。

私一人ではとても手に余る企画を、有能な記者さま、デスク、総合演出など…番組スタッフの助けを借りながら何とかまとめることが出来た。よければチェックしてみてください。
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「だいじょばない」 PerfumeとSTAP細胞

JPMより引用。By Takae Brewer and Naoto T. Ueno. シェアウェルカムです。

2014年二大発表はみなさんお聞きになりました?
じゃじゃーんとPerfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」、さらに夏リリースのニューシングルと、今年の後半もバリバリに日本を引っ張ってくれる勢いのPerfumeの三人に大期待!Perfumeがいれば、日本も元気いっぱいですね。Perfume大ファンの上野は、「Perfume大発表は、アメリカツアーではないか!?」と予測していたのですが、今回は残念ながら「大ハズレ」(大汗)だったようです。近い将来に、Perfumeのアメリカ・ツアーに熱く期待!

そんなバリバリに頑張るPerfumeとは裏腹に、日本ではこのほど科学界を騒がす大きな事件が・・・。「STAP細胞(刺激惹起<じゃっき>性多能性獲得細胞)」と呼ばれるものを作製したと発表し、今年の初めに論文が世界的にも有名なネイチャー誌に掲載された小保方晴子氏。しかしその論文のデータや画像に、あやしい箇所が存在すると指摘され、今年の3月に理研の意見として論文の撤回が話題になったのはみなさんもご存知のとおりです。それでも「STAP細胞は存在します」と断言する小保方晴子氏。日本ではこのSTAP細胞をめぐり大騒動になっている様子。日本内では「STAP細胞が存在する、と言い切る小保方晴子氏を信じるべきでは」といった声もあるようです。みなさんは今回のSTAP細胞騒動、どうご意見されていますか。この騒動は日本の科学界をどのように左右していくでしょうか?これからの日本のバイオサイエンスは「だいじょうばない」?
今回のJPM特別号では、日本国内の様々な声から一歩遠ざかり、国外の目線からSTAP細胞騒動について考えてみたいと思います。
多機能性細胞(または多能性幹細胞とも呼ばれる)とは、あらゆる細胞の種類に分化する能力を秘めた細胞。この細胞を応用して用いれば、様々な病気の治療法につながると期待されています。最近では山中 伸弥氏が、いったん成熟した細胞を初期化(遺伝子をプログラムしなおすこと)して多機能細胞を作製することに成功し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、みなさんの記憶にも新しいはず。山中氏の開発した方法は遺伝子を外から組み込んで初期化するもので、それなりにコストと手間がかかるプロセスです。それに対して小保方晴子氏をユニットリーダーとするチームが今年初めに発表した「STAP細胞」とは、外から遺伝子を組みこむという形ではなく、マウスから取ってきた成熟した細胞を、弱酸性(うすいお酢のような溶液)の状態に浸すことで受精卵(体の全ての種類の細胞に変化する能力をもつ)の状態に初期化させるというもの。「そんなに簡単に細胞が初期化できるのか!」と世界中の科学者が驚いたのは皆さんがお察しのとおり。でも実際にネイチャー誌に掲載された方法で、細胞を初期化しようとおもっても、世界中の誰も成功しない・・・。これはいかに?そうこうするうちに、ネイチャー誌に載った写真が、実は以前に使われた写真のたらいまわしで、オリジナルの写真でないことが発覚。さらに他人の論文の文章をコピぺして、正式に引用しないなど、様々な「研究不正」が浮上しました。

日本ではテレビのワイドショーや大衆週刊誌などのネタになっているのは、遺憾なことです。では、これはきちんと「科学研究」の世界からみると、どのような解釈がなされるでしょう。
まずは科学研究には四つの大きなステップがあります。その一、仮説をたてます。その二、仮説に基づいてそれを証明する実験を組み立て実行します。その三、仮説が証明される結果が得られた場合、論文等の形で発表します。その四、研究の内容は、他の研究者によって正しいものであると「立証」されることにより、正しい仮説・解釈であったと信用が高まります。ちなみに、研究結果が「科学的に受け入れられる」というレベルに達するには、この三段階が多くの科学者と様々なアプローチによって立証される必要があります。

さて、今回は残念ながら第二のプロセスで、明らかに不正(小保方氏によると間違い)があったことが発覚しました。世界的にも有名なネーチャーという雑誌に載ったことで、世界中のラボがこの「STAP細胞」を作ろうと試みたはずです。その中には予算も厳しいなかで、STAP作製を試みて成功しなかった小さなラボもあると察します。そして今回の騒動をめぐり、日本発の研究に対する世界の科学者の信用が失われてしまったのではと懸念します。仮に、本当に「間違い」でも、科学研究における四つの大きなステップの「間違い」は、どの段階でも科学者としての信用を失います。科学者の大半は、「だいじょばない」 の烙印をおしてしまいます。これは、世界的レベルでいえることです。さらに、彼女が主任研究員であることが致命的な状況にさせています。主任研究員は責任をもって研究チームをまとめながら、独立して自己判断することが出来る立場なのです。しかも、彼女を独立させたのは理研。世間がどう判断するにせよ、科学の世界では、小保方氏も理研も「だいじょばない」です。だいじょばない
今回のSTAP問題から日本が学ぶべきものは何でしょう。今回の騒動は「STAP細胞があるか、ないか」の問題ではなく、「科学研究の内容が、正当な形で世にだされなかった」ということが問題なのです。これからも日本人科学者のなかから、素晴らしい発想や発見が生まれるはず。そのようなアイデアを、世界にきちんとした形で世界で認められるような環境を作ることが、とても重要です。今回の騒動は、日本の研究機関および大学・大学院教育を見直す機会であると思います。学部・研究機関の種類に関わらず、一貫して研究倫理を教えるべきです。他人の論文から文章をパクリ、きちんと引用もしない行為(plagiarism)は盗みと一緒、データーのでっち上げは悪徳商法がつくウソと同罪です。全うな親なら、「人のものを盗め」、「嘘をついて他人を騙せ」などと愛する我が子に教えるでしょうか?若い人たちにきちんと科学界のルールを教えることが、本当の意味での教育では。日本の大学•大学院は、卒業論文やゼミ・レポートのコピペや研究データのでっちあげを、許す場所であってはならない。もっと「高度教育機関」として厳しく、そして倫理の面でも徹底しなければ、世界に通用しないのです。

このままでは日本の研究機関は本当にだいじょうぶ?「だいじょばない」「だいじょばない」「だいじょばない」「だいじょばない」「だいじょばない」とPerfumeの音楽と理研・小保方氏が重なる日々!

ダウンロードはこちら。


Journal of Perfume Medicine はこちら

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[ステップ6 その治療(最新治療)は標準療法か] 標準治療こそがすばらしい, 牛丼の並盛でない、特盛である。

現時点で信頼度の高いエビデンスがあるとされる治療は、非常に多くの患者さんにおいて、科学的な効果が確認されている信頼できる治療なのです。そして、そのようなエビデンスに基づいて組み立てられるのが標準治療 (Standard Therapy) です。

世界中どこへ行っても、それが確実に結果を出す治療であると専門家の誰もが認めているものです。決して一医師の経験や一病院の判断で行われているものではありません。

標準治療は、それを受けた人がどのような経過を経てどのような状態に導かれていくのか、どのような結果を出すのかということが、膨大なデータによってはっきりわかっています。どのような副作用が出る可能性があるのか、どれぐらい延命するのか、また効かない可能性がどれだけあって、どこでそれを判断するのか。そういう細かなことまでがきちんと予測できます。

いわゆる、ベネフィットとリスク(副作用)が明快にわかっている治療です。ですから、どんな場合も安心して薦めることができますし、患者さんにとっても一番安心できるということになります。治療の地図で言えば、誰もが通りやすいメインストリート。危険な箇所もすべてわかっていて、きちんと道路標識が整備された、目的地までの一番の近道ということができるでしょう。

標準治療は、誰が、どこでどのように定めるのでしょうか。たとえば、乳がんでいえば、おおきく3つのガイドラインがあります。NIH(米国立衛生研究所)が出すもの, ザンクトガレンの学会で毎年確認されるもの、NCCN(米国立がん研究所)が出すものです。このように標準療法のガイドライン作りをとっても数種類存在します。さらに、日本国内の事情を反映する意味で、日本乳癌学会でもガイドラインを作っています。しかもそれぞれのガイドラインは学会により中身が多少違います。ですので、一番大切なのはここの病院あるいは医師が自分の直面する医療現場でどのガイドラインを引用するかのコンセンサスをとることが一番大切なのかもしれません。

問題はstandard therapyの訳かも知れないですね。いかにも牛丼の並盛あるいは、お寿司の梅みたいに「標準」という言葉を印象を感じる人が多いのかも知れません。なんか良い訳ないんでしょうかね。本当は標準療法は松、特盛りなんですが。笑

みんなでつくろう!ガン医療のドリームチーム!!!

皆さんお待たせいたしました。Oncology Dream Teamのキャンペーンが始まりました。

がん医療に対する夢(マイ・ドリーム) を語り合い、育み、共有し、“がん医療のドリームチーム” をつくり、日本のがん医療をより良くしましょう。 このサイトでマイ・ドリームを発表した人は、みんな、“がん医療のドリームチーム” のメンバーです。 夢がたくさん集まれば集まるほど、ドリームチームは大きく強くなり、やがて日本のがん医療を大きく変えていく原動力となります。 どうぞ、あなたも“がん医療のドリームチーム” に参加しませか。

患者の人。
患者でない人。
男の子
女の子
大人
子供
医療従事者の人
医療従事者でない人

誰もが参加できます。ムブりましょうね (ムーブメントを作ること、運動を展開する)・
サイトはこちらです


もし賛同していただけたら、まずは写真を。寄付に関係ありませんので。

さらに賛同していただけたら、寄付を、千円からでもいいですのでお願いします。

広げてくださいね。


上野直人

チーム医療にに患者として参加する

医療に参加するということは、まず自分自身についての情報を自分なりに理解することから始まります。次に、それをだれにでも明快に説明できるように練習してください。そうすることで、医療チームの一員としてコミュニケーションに参加することができるようになるのです。そして、それによって医師(医療従事者)からどれだけの情報を引き出せるかが大きく変わってきます。

チーム医療と聞くと大げさに聞こえますし。参加するというと、それは医療従事者の責任だという方も多いです。でも大切なのは責任転嫁ではありません。システムを変えるために多くの患者会も医療従事者も地方自治体も国も努力していますが。そんなに簡単に変わりません。時間がかかるのです。

また、システムが変わらないことに対して怒りを感じ悪態をとる人もいますが、これもいまいち良い結果は得られないでしょうね。怒ってる人なんか誰も対応したくないですかね。

ですので、医療を変えるなら、まら、今受けている医療をとにかく早く変化させたいなら、医療従事者の中に飛び込むことです。多くの患者が飛び込むと医療従事者も変わりない状況が生まれます。笑

本当でよ。患者の医療への取り組む姿勢が医療従事者にとっていちばんのプッレシャーになるのです。

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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