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CancerX Summit 2019 がんの課題を解決するために私達にできること

本日、公式Youtubeチャンネルに日テレプラスで放送頂いた特番「CancerX Summit 2019 がんの課題を解決するために私達にできること」(全2回)を公開*致しました。当日会場に参加できなかった方もどなたでもご覧になれます。
第1回:https://youtu.be/j78q36Zwt2s
第2回:https://youtu.be/GZOZlm569o8
 *許諾を得て特別に編集、公開しております

当日の様子をナレーションと共にそれぞれ90分で紹介頂いた番組です。(日テレプラス番組HP: https://www.nitteleplus.com/cancerx/
ぜひご覧ください。

◉ 日テレプラス番組 第1回放送「CancerX Summit 2019 がんの課題を解決するために私達にできること」(オープニング&社会編)

CancerX Summit 2019 第1回。日テレプラスにて、2019/2/4(ワールドキャンサーデイ)に放送された番組です。主にOpeningとCancerX社会の様子をほぼノーカットで取り上げた内容をお届けします。


◉ 日テレプラス番組 第2回。日テレプラスにて2019/2/17放送, 2/24再放送された番組です。

主にOpeningとCancerX社会を取り上げた第1回放送に続き、第2回は共同発起人の鈴木美穂、上野直人をナビゲーターに、CancerXの成り立ち紹介や全セッションのダイジェスト版をお届けします。

今後、日テレプラスの特番ではダイジェストとなり伝えきれなかった情報①②を始め、若者、コミュニティ、働くのセッションのノーカット版や動画コンテンツを順次更新予定です。
ぜひ公式チャンネルにご登録ください。

CancerX Co-founder

災害時の医療関連のリンク集

横浜南共済病院橋口宏司先生が作成された災害時の医療関連のリンク集です。
少しでもお役に立てば幸いです。是非、拡散してください。

「がん関連」
自然災害発生後のがん対処法【チームオンコロジー.com】

がん治療、在宅医療、緩和ケアを受けている患者とご家族へ 災害時の対応【がん情報.jp】

被災された血液がん患者さん(リンパ腫・白血病など)が注意すべき事項について【nexus japan】

災害関連記事【日本乳癌学会】

「感染症関連」
災害時の外傷における抗菌薬予防投与、治療について 最終更新日:2011年3月13日

災害時の各種感染症対策【東北感染制御ネットワーク】

がれき撤去における感染症予防のポイント【宮城県疾病感染症対策室】

「疾患関連」
災害時の糖尿尿看護看護マニュアル【日本糖尿病教育・看護学会】

やむを得ない場合の抗HIV薬内服中断の方法について(2011年3月15日)【エイズ治療・研究開発センター】

災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット【日本小児アレルギー学会】

災害時における難病患者等の行動・支援マニュアル【岡山県】


「心のケア」
サイコロジカル・ファーストエイドとは【兵庫県こころのケアセンター】


心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)フィールド・ガイド【WHO】

「その他」
「平成28年熊本地震」への対応【日本内科学会】

災害医療情報【日本内科学会】

災害時医療救護活動ガイドライン【東京都福祉保健局】

災害医療 プライマリ・ケア向けリンク集

【特に熊本県で避難所に関係する方々へ】妊産婦を守る情報共有マニュアル【東北メディカルメガバンク機構】

救急蘇生法【日本医師会】

病院、薬局で使う英語会話集【田辺三菱製薬】

地震の被災者と医療関係者が知っておくべきこと【日経メディカル】

災害時の発達障害児・者支援について【発達障害情報・支援センター】

一流患者と三流患者 医者から最高の医療を引き出す心得 (朝日新書)

新書を発刊いたしました。是非一読し、アマゾンに書評を御願い致します。リンクはこちら


●今、病院では、医者から最善の医療を引き出せる患者と、
引き出せない患者という「患者格差」が起きている――

「日本の医療は、間違いなく世界トップクラス。でも、それを受けるのに必要な『患者力』は圧倒的に低い。そして、多くの日本人は損をしている」
昔と違い、治療法や薬の種類が増えすぎた現在、“お医者様"任せでは「最善の医療」を受けられなくなっている――。

●お金のあるなしは全く関係ない!
自分にあった、納得の医療を受けるために必要なたった一つのこと。
それは「患者の主体性」といくつかのノウハウ。
お金はまったく関係ありません。
本物の「患者力」を養成するために必要なノウハウを緊急伝授!

●そのまま使える実用性
病院へ行く前に必ず準備しておきたいこと、
医者との会話のしかた、具体的な質問例、そのまま使える本です。
「〇〇するだけで健康になる」
「××しなくなければ、△△になれ! 」のようなものがあふれる昨今。
がんを治す専門医でありながら、
自身もがんにかかった著者の
「本当に患者のための本を」という想いの詰まった1冊。
医者のホンネも満載!

【目次】
序章 がんの専門医ががんになってわかった、患者にとって本当に大切なこと
1章 アメリカから見える、ここが変だよ日本の医療
2章 一流患者のすすめ――ここが変だよ日本の患者
3章 一流患者になるための「心の整理術」
4章 一流患者になるための「情報整理術」
5章 一流患者になるための「治療法」
6章 一流患者になるための「試練」

日テレ「真相報道バンキシャ!」年末特番「MDアンダーソン がんセンター」


12月27日(日曜日)16時30分から放送の、日テレ「真相報道バンキシャ!」年末特番。お題はがん。取材対象は、テキサス州ヒューストンにある「MDアンダーソン がんセンター」。Yu
MiyaiディレクターとMiho Suzukiのタッグと多くの人の協力で作成された番組です。正確な放送時間は午後五時くらいかもしれません。是非見て下さい。

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宮井ディレクターのコメントを転載させて頂きました。

メイキング・キャンサー・ヒストリー(がんを過去のものにする)というキャッチフレーズを掲げ、がんをこの世の中から駆逐する---エレン・イェーガーのような目的意識で病気と対峙する、世界一のがん専門病院である。MDアンダーソンでは、医師の判断にすべてを任せるのでなく、患者自身が医療の主役として、治療の決断する「患者主体」を尊重している。例えばこれは、被災地支援における自主自立の創出にも似ていて、とても共感するものだ。しかし、この姿勢を社会の大多数にインストールできるかというと、そう事態は簡単ではない。

ネット上ではトンデモ情報があちこちに行き交い、書店でも「医師が患者を殺す」センセーショナルな見出しのこれまたトンデモ本が部数を稼ぐ日本で「患者主体」はすんなり馴染みはしない。

患者が思うがまま、主体的に治療を選択した結果、治る病気も治らないことが多々ある。

本人が悔いなく生きることができたら、それでいいかもしれないが、遺された人たちの「納得」はどうなるのだろうか。適切な治療を選べば、助かることができたのに…正しい治療を促すことが出来なかった、私たちが悪いのか…と。

「正しさ」の強要はあまり好みじゃないけど、生死を分ける局面、首根っこをひっ捕まえてでも、他者が正しく、適切な選択を促すことは必要ではないか。そんなことを煩悶する取材だった。

いかに病気を認識し、どのような医療を選択するかは、生きることに直結する。故に、正解がない。

理想を描いても、すぐに現実の矛盾が押し寄せる。無常のサイクルの中で、「それでも」とやるべきことを見つけ、行う患者や医療者の姿に、学ぶことがたくさんあった。その一端をVTRに込めた。

私一人ではとても手に余る企画を、有能な記者さま、デスク、総合演出など…番組スタッフの助けを借りながら何とかまとめることが出来た。よければチェックしてみてください。

科学系のノーベル賞の受賞は今後減ると予想


日本人のノーベル賞受賞はとてもうれしい。

しかし、問題は山積みである。小保方事件、日本人の留学減少、理系学生の大学院への興味の低下、日本の論文の数の低下、これらは、red flagつまり、危機的状況の証拠だ。

この結果はこれから、20−30年後に日本の科学競争の低下に確実に現れる。優れた技術革新、医療の前進がなければ、国民の幸福度の低下にも反映されるだろ。ノーベル賞を受賞するだけが科学の質の指標で無いが、大切な指標補の一つである。この状況では、ノーベル賞受賞数も減るだろ。

民主主義を大切にする主権国家日本では、教育の体系的な戦略のみが解決だと思う。某国みたいにもちろん金をばらまき人集めする手もあるが、そういう異常なやり方はやしたくない。

では、何をすればいいのか。
1.なぜ科学(医療)が重要であるかの教育。なぜ科学が楽しいかの教育。このWhyをパッションに切り替えるスキルを身につける教育
3.ゴールに基づく科学(医療)教育でなくビジョン(夢)を追いかける教育
4.倫理がいかに身近なもので、科学(医療)に影響するかの教育

この3つを身につける教育が必要である。これらをスキルとして教える上の人材が少ないのも問題であるし、それを理解できない人達が多いのも問題である。そろそろ、日本の科学(医療)世界でも他分野で行われている努力に目を覚ます時期に来ていると思う。

プロフィール

チームオンコロジー(上野直人)

Author:チームオンコロジー(上野直人)
米国で腫瘍内科医をしています。日本のがん患者さんと医療従事者にMDアンダーソンがんセンターにおけるチーム医療をしってもらい、よりよく「がん」という病気に取り組んでほしいと思ってこのサイトをたちげました。

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